国連職員の働き方
WHOでインターンをさせて頂いて一番驚いたのが、職員の方が皆仕事のオンオフをかなりはっきりされているということ。
これはWHOのみならずヨーロッパ各国そうなのかもしれませんが、厚生労働省で少し仕事の様子を見せていただいた時とは大きく異なります。
そもそもWHOは一人一人が個室で仕事をしているため、まだみんなが残っているから自分も残っていなきゃとか、もうみんな着いているだろうから早く仕事にいかなくちゃとかそういったことにはならず、皆自分のペースで仕事をしています。
また子育て中のお母さん達も多く、そうした方々は家の中でテレワーク。
そのため部署内のミーティングも毎回テレワーク中の職員や海外出張中の職員を結んだ電話会議になります。
ここまで読むと「国連職員は呑気なもんだな!」と思うかもしれませんが、そんなことはありません。むしろ日本以上に緊張感を持って仕事をしています。
というのも国連の採用システムは日本とは異なり、かなり厳しい能力・成果主義。
上の地位の人を除いてはプロジェクトごとに採用が決まるため、プロジェクトが終わるとそれまで働いていた職員も新しく国連で働きたいと思っている人たちと争ってその新しいポストを取らなりません。
かなりシビアです...
そのため皆さんかなり集中して仕事に取り組まれ、夕方5時ごろ疲れたところで家に帰宅し、サイクリングや趣味などでリラックスされています。
土日も家族や友達との時間をすごく大切にしており、国際会議が近づき時々土日にメールが送られることがあった際も、部長から土日は仕事せず休むようにとお達しがあったほどです笑
はじめは違和感もあった仕事場ですが、今はこちらの方が自分のしたいことをする時間がたくさん取れてQOLの高い生活を送れるなと思っています。(あくまで次のポストを取るための競争がない自分だからこそ言える)