Weekend Trip 〜マッターホルン編〜
朝5時に起床。日も昇らぬ真っ暗なジュネーブの街を歩きながらスイスの天気予報を見ると雨模様。
絶望しながらも雲の上まで登れば晴れるだろうという最大限の楽観的思考でマッターホルンのお膝元"ツェルマット"を目指します。
レマン湖沿いを走り抜け、山あいを進んで行き "Visp"という町で特急から乗り換え。この町は「スイスのサンテラス」と呼ばれ1年のうち300日以上晴れているそうです🌞
そんな町が雲に覆われている姿を見れるのは逆に幸運!ハハハハハ(乾いた笑い)
"Visp"からはマッターホルン・ゴッダルド鉄道に。こちらは有名な氷河特急を運行している鉄道会社です。
そしてツェルマットからは今日の目玉「ゴルナーグラート鉄道」。ほぼ確実に雨でマッターホルンが見れない中わざわざここまでやって来たのもこの電車があったからこそ!(と自分に言い聞かせてマッターホルンを諦めようとしている可能性は歪めない...)
本格的に降り出した雨の中ホームを出発した電車内は、あらゆる旅行誌が激混みと評する世界的に有名な鉄道とは思えないほど人はまばら。どんな世界的VIPも成し遂げられないであろう先頭車両の貸切を行えました(笑)
ところどころ雲が切れていたためそこから見える景色はのどかでです。また冷たく澄んだ空気と静かな空間のためか心がとても落ちつきました。
途中トンネルを抜けたあたりからあたりは一面真っ白に。(ここで興奮!)
空気の変化を感じます。
なんだかんだであっという間の30分が経ち、真冬の北海道のような展望台駅に到着。ちなみに展望台駅は-3度。9月の始めでこれなので、服装には注意した方が良いです。
あまりの寒さに降車後、急いで建物の中に入りました。
展望台にはレストラン,ホテル,お土産屋などがありましたが、麓のツェルマットの方がお土産の種類は多いので麓で買おうと次に来た電車で帰ることにしました。
麓の町は雨が降っていたものの展望台は雨も降らず、曇っていたとはいえ氷河や山も見ることができました。
悪天候の日に頑張って行くべきか。あるいは諦めて他の観光地に行くべきか。
あくまで意見は人それぞれなので掲載した写真を見ながら考えてもらえたらいいと思います。ただ電車が好きな人にとっては多少の悪天候でも楽しめる気はします。
また麓が大雨でも山の上は降っていなかったり幸運な場合には晴れていたりすることもあるので諦めずにせっかく来たのなら行くのもありかもしれません!
[ゴルナーグラート鉄道]
ツェルマット(1604m)から展望台(3089m)まで一気に駆け上がる
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料金 月によって変わりますが(鉄道パスで半額)
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所要時間 片道33分
Weekend Trip アルプスハイキングに行って来ます!
仕事が休みの土日はジュネーブを中心にスイスや周辺国の各都市を訪れ、レポートしていきたいと思います。
Weekend Trip第一弾の今週はスイスから連想される方も多いであろうアルプス山脈。
その中でも今回は"マッターホルン"と、"アイガー","ユングフラウ"をはじめアルプスの名峰が連なる"ベルナーオーバラント"の二ヶ所に行きます。
1日目はマッターホルンの山麓の村"ツェルマット"に向かい、登山鉄道で展望台へ。
夜はベルナーオーバラントに向かい、名峰ユングフラウの麓の山里"ヴェンゲン"に宿泊します。
2日目はそこからロープウエイで上り、ハイキングを楽しんだあと反対側の"グリンデルワルト"に登山鉄道で下る予定です。
スイスの鉄道は高いため(特に登山鉄道など)、今回の旅行では2つの必須アイテムを入手しました。こうした運賃が最大1/4までに割引されることもある超お得な方法は下記のページを読んでください。
1週間が経ちました...
インターンが始まってから1週間が経ち少しづつ仕事場の環境や、ジュネーブの生活に慣れてきました。日本の仕事場とは様々な点で異なっており、どちらも一長一短だなと思います。
WHO本部は会議以外は基本個室で仕事をします。(前述の通り大規模な建物工事中のため、個室に無理やり2人いるところもいますが...) そのため、結構自由な時間にきて自由な時間に帰っていきます。
ただ黙々と個室で仕事しているかというとそうではなくコーヒーを片手に誰かの部屋でお喋りしたり、簡単な打ち合わせをしたりとフロア全体が静かになることはありません笑
ところで、今回の私のインターンシップのミッションは10月にWHOとUNICEFが共催する下記の国際会議の準備に携わることです。
Global Conference on Primary Health Care
各国の首脳や大臣、国際機関やNGOなどのトップもたくさん出席する大きな会議のため身の引き締まる思いですが、開催まで残り2ヶ月もないなか部署内はかなり大忙し。
また海外出張中の職員も多く、毎週の定例会議は世界中結んでの電話会議。
今週は会議に参加する各国要人や国際機関,各国省庁の職員のリストの作成をしていました。巨大な国際会議がどのようにして運営されているのか中から見ることができる貴重な機会なので今後もしっかり見聞を広めてきたいと思います!
WHO インターン初日
いよいよ本日よりインターンシップ開始です。
入ってすぐの受付でパスポートと受け入れ許可証を提出するとその場で写真をとられ、職員カードが支給されました。
初日は私のsuperviserがテレワークの日だったので今日だけ同じ部署の方が面倒を見てくださりました。現在WHO本部は大規模な建て替え工事を行なっており、その影響でこれまであった3つの建物ののうち2つが使えなくなっています。そのため、その2つで働いていた職員も皆残った1つの建物に集中してしまい、深刻な机と部屋不足...
私はとりあえず海外出張でいない職員の部屋で1週間働くこととなりました。
この日は簡単に自分が何を勉強してきたかなどをお話ししたり、本部の建物の中を案内してもらったり、色々な人に紹介してもらったりといった形でイントロダクションで終わりました。
本格的なインターンはsuperviserが帰ってきてからということでしたが、建物の中を歩いているだけで本当に様々な国籍の人たちが議論したり食事をしたりコーヒーを飲んだりしているのを見て、初日から興奮していました笑
ジュネーブに到着しました
出発時はハプニング連発で気もそぞろでしたが、その後は何事もなく無事ジュネーブに到着!ジュネーブ空港は思ってたよりも小さい空港でした...。
ただ、関空や成田と違い街の中に立地しているため、アクセスは抜群。WHOのすぐ近くに取っていた宿まで歩いて行くことができました。
空港に着いて最初に思ったのがとにかく寒い!
まだ8月で日本から「みやぞん37度の猛暑の中100キロ完走」というニュースがスマホに届く中、気温計を見ると18度。
ジュネーブを始めスイスの都市は標高がどこも高く、夏でもあまり暑くならず昼と夜の寒暖差が激しいので、服装には注意してください。晴れた日中などはかなり暖かくなり半袖でも十分過ごせますが、夜は夏でも長袖必須です。
[まとめ]
- ジュネーブを始めスイスの都市は標高が高いところが多く夏でも朝晩は冷える。
- 上に羽織れるものか長袖は持って来たほうが良い。
カタール航空 搭乗記
前回も少し書きましたが、今回の旅では航空業界のアカデミー賞とも言われる「ワールドエアラインアワード」に昨年選出されたカタール航空を利用します。
[目次]
機内の様子
載ってまず驚いたのが、飛行機がどれもめちゃくちゃ新しくて綺麗。なんでもカタール航空の飛行機の平均就航年数が4年と言うことで世界で最も新しい飛行機を運行しているそう。すごい...
ちなみに僕の乗った2機はそれぞれボーイング777-300ER(747型に続く大型機)とA350でした。
機内食
こちらが機内食。
イスラム教の多い国のナショナルフラッグということもあって必ずハラルメニューは用意されていました。昼食で出た羊肉(?)のパイ(?)的なものは慣れない味だったためかそこまで美味しくなかったけれど、それ以外はまあ美味しかったです。
ただ、和食についてたざるそばに大量のわさびが入っていてかなりツーンときました笑
機内エンターテイメント
飛行機が新しいこともあり、機内エンターテインメントはかなり充実。日本語で観れる映画もあったと思います。(僕は英語を鍛えないとと思って英語で「レディ・プレイヤー1」を観ました。)
ハマド国際空港
2015年にドーハ空港に変わる空港として完成した新空港。世界一退屈とまで言われた国ですが、空港に関しては豪華絢爛。2022年にはW杯も開かれるので、それに向け着々と準備しているのでしょうね。
空港内は未来っぽいモノレールやら巨大なテディベアがあったりと少し散策しても楽しいかもしれません。もちろんWifi完備。充電もベンチの横でできました。
カタールを本拠地としているアルジャジーラが英語で放送されていたのでそれをずっと見て過ごしていました。
おまけ 〜カタール外交危機〜
トルコやイランとの良好な関係によってサウジアラビア、UAE、バハレーン、エジプトの4カ国が突如国交断絶。(大使召還も経ずに)
そのためカタール航空は紛争地域であるイラク上空に加えこれらの国々の上空も飛ぶことができず、唯一通れるイランの上空はカタール航空で大渋滞。
出発!からのいきなりのハプニング...
大型台風の接近で飛行機が飛ぶかヤキモキしていた昨夜から天気は一変し、なんとかジュネーブに向け出発しました。今回は東京とカタールで2度乗り換えのこちらのカタール航空で行きます!
大阪東京間はカタール航空と同じワンワールドのJALで移動しましたが、ここでいきなりハプニングが...
羽田空港到着直前、エンジントラブルで羽田にエアカナダ機が緊急着陸。そのため滑走路が閉鎖され到着が大幅にずれてしまったのです。22時30分に成田発カタール行きの飛行機に乗らなければならないのに、結局荷物をピックアップして京急電鉄に乗ったのが19時前。国際線は2時間前にチェックインしてと言われていますが、そんなの不可能だと思っていた最中さらに事件は起こります。
この時点でかなり焦っていたため、羽田空港駅でエアポート急行とアナウンスされた電車を時間をよく確認せずに「羽田と成田を結ぶエアポート快特」のことと勘違いしてしまい乗り込んでしまいました。
なにぶん東京の土地勘もなく知らない駅ばかりなので、成田まで乗り換えなしで連れていってくれると信じている僕はその電車が横浜方面に向かっていることも知らずゆっくり読書タイム。流石に横浜でこれはおかしいと気づいて慌てて降り、JR横浜駅なら何か早い電車走ってそう!と思いつき走って行くとビンゴ。ちょうど成田エクスプレスの出発直前でドアに挟まれながらもギリギリ入ることができました。
30kgの荷物を抱え爆走し、気づけばなぜか親指の爪が剥がれ血もとまらず買ったばかりのスーツケースも財布も血まみれ... まあ無事乗れたからよかったと安心していたのも束の間、飛行機の出発予定時刻が22時に変更されていたのです。
この特急の到着予定時刻が21時10分。国際線出発50分前に駅に着くという前代未聞の事態に陥りました。カタール航空のチェックインカウンターも搭乗1時間前にはクローズと書いてあり、とりあえず空港駅から搭乗口までの地図を電車の中で頭に叩き込み、最短経路を爆走できるよう何度もイメージトレーニングをしていました。
ところがこれが最終便だったためか空港内はほぼ人もおらず、残っていたカタール航空の人がパパッとチェックインと荷物の預け入れをしてくれ、さらにチェックイン、セキュリティーチェック、出国手続き全て並ばず20分で搭乗口に着けました。
もちろんいつもこううまく行くとは限らないので、みなさんは必ず2時間前には到着しておきましょう。ただ、もしギリギリになりそうな場合はきちんと航空会社に電話し(僕は通じませんでしたが...)事情を話しておくのがいいと思います。
数々のハプニングをギリギリのところで乗り越えられ、まさに幸せ(?)絶頂だった僕にとって飛行機からみる東京の夜景は最高でした。